脳神経外科詳細

医師紹介

診療部長
林 之茂
YUKISHIGE HAYASHI
【専門医・資格】
日本脳神経外科学会専門医
日本がん治療認定医機構がん治療認定医
日本神経内視鏡学会技術認定医
臨床研修指導医
緩和ケア研修会修了医師

【患者さんへのメッセージ】

島原の医療に役立つよう、がんばりたいと思います。

医師
佐藤 慧
KEI SATO
【専門医・資格】

【患者さんへのメッセージ】

正直で丁寧な診療を目標に頑張らせて頂きます。

医師
中村 光流
HIKARU NAKAMURA
【専門医・資格】
緩和ケア研修会修了医師

【患者さんへのメッセージ】

皆様方のお役に立てる様、がんばりますのでよろしくお願いいたします。

特色・実績

  • 特色
  • 代表的疾患
  • 治療実績
  • 低侵襲の脳下垂体部手術

当院脳神経外科は、昭和48年4月長崎県内で最初に開設されました。現在先進の充実した診断治療機器(超伝導高磁場MRI(2台)、高速ヘリカルCT、脳血流測定SPECT、頚動脈超音波装置、血管内手術用3次元撮影DSA、定位放射線治療用LINIAC radiosurgery装置、 顕微鏡手術システム、神経内視鏡、ナビゲーションシステム)を備え、専門医2名を含む3名の常勤医師で脳神経外科全領域に対応しています。
研修医、卒後レジデントの脳神経外科研修や勤務を希望する医師に対しては、教育受け入れ態勢も整い、熱心な指導を受けられます。
外来は月曜から金曜まで対応しています。島原半島の脳疾患急患に対しては、救急車、かかりつけ医とのホットラインを用い24時間対応しています。入院病床数は38床です。年間入院患者数は500人程度です。
疾患の特徴として脳卒中が多く、平成21年3月より長崎県高次脳卒中センターの認定を受け脳梗塞急性期治療の受け入れ態勢や治療成績が更に改善いたしました。保存的治療として組織プラスミノーゲンアクチベーターによる血栓溶解治療・脳血管内治療による血栓回収術を行なっています。外科的治療では脳出血に対しての開頭血腫除去術、定位的脳内血腫除去術をはじめ、脳動脈瘤に対して脳動脈瘤クリッピング術、血管内コイル塞栓術を行い、虚血性脳血管障害に対して脳血管吻合術、内頸動脈内膜剥離術、頚動脈ステント留置術、選択的血栓溶解術を行っています。脳腫瘍に対して脳腫瘍摘出術、化学療法や放射線治療を行ないます。またリニアック定位放射線治療用装置による最新で低侵襲短期間の入院治療が可能です。リニアック定位放射線治療では、脳動静脈奇形、聴神経鞘腫、転移性脳腫瘍などの症例に著明な成果を示しています。機能的脳神経外科手術として顔面痙攣や三叉神経痛に対する神経血管減圧術を行い、早期症状消失しています。 また神経内視鏡、手術ナビゲーションシステムを導入し、最先端の脳外科手術に対応しております。
急性期リハビリに関しては、この地区の高齢者の比率が増加しており、疾患そのものの治療と同時に早期離床と廃用や合併症の積極的予防を短期間に実施することが必要とされています。また急性期を過ぎた患者が回復期、維持期のリハビリへ円滑に移行することが必要とされ、転院後も原疾患の長期的フォローが反復継続されなければならないと思われます。当科の試みとして、第1に脳卒中入院に早期にリハビリを開始し、退院までの間に生活機能を評価し進歩の程度と課題を明瞭にするようにしています。また集中治療室でのモニター下での早期離床、廃用症候群予防リハビリテーションを行っております。第2に医師、療法士、薬剤師、看護師、医療ソーシャルワーカー、栄養士、臨床工学技師と共に多くのスタッフで治療できるよう勤めています。第3に当院転院後の回復期リハビリを担う近隣病院・施設との連携を深めるため、脳卒中地域連携パスを運用しております。
今後とも島原半島の神経疾患の中核的施設として周辺の多くの施設の御協力を頂きながら神経疾患の急性期治療に貢献できるよう努力致します。

脳梗塞

脳出血

慢性硬膜下血種

くも膜下出血

≪代表的疾患と入院患者数≫

疾患名 入院患者数(延べ)
脳梗塞 246
脳出血 57
慢性硬膜下血腫 43
脳腫瘍
くも膜下出血 25
TIA 19

≪代表的な手術と件数≫

手術名 手術件数
慢性硬膜下血腫穿孔洗浄術 43
脳出血開頭術
脳腫瘍摘出術
脳動脈瘤クリッピング術
脳動脈瘤コイル塞栓術 12
脳室ドレナージ術
定位的脳内血腫除去術
シャント手術
血栓回収療法
t-PA 27

≪検査と件数≫

検査名 検査件数
脳血管撮影 15

低侵襲の脳下垂体部手術

脳下垂体部の病変の手術法については、ハーディ法が有名で上口唇に切開を加え、鼻中隔を脱臼してトルコ鞍部に到達します。本法は、古くからある熟達を要する頭蓋底手術法です。
当院脳神経外科では、より低侵襲で術後の早期回復を目指して片側の鼻腔粘膜の小切開2cm(図1)でトルコ鞍部に到達する経鼻的経蝶形骨洞法を行っています。
この方法では、出血量が平均で50ml以下、手術時間も2時間以下となりました。低侵襲で縫合も不要なため、術翌日より飲水食事が可能で、術後1週間以内に退院できます。
本法による著者の経験は、これまで150例以上であり、九州でも多い経験例です。安全で低侵襲、早期の術後回復を目指す当科の手術法の一端を示しました。

図1

右鼻中隔粘膜に小切開を加えトルコ鞍部に到達するため、低侵襲、早期回復退院が可能です。
図2

手術前トルコ鞍内部に充満した腫瘍(手術前MRI矢状断像 図A)は、本法により腫瘍が全摘出され、視神経の圧迫がとれ(手術4日後MRI矢状断像 図B)退院時検査で視野障害が正常に回復しました。

 
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