検査科

検査科は医師1名(病理と兼任),臨床検査技師12名,事務2名で構成されています.患者さんから採取した採血や尿を検査する検体部門と心電図や超音波検査を行う生理検査部門などがあり,男性技師が7名,女性技師が5名です.
当直体制を敷いて検査技師が常駐し,夜間や休日でも検査しています.検査科内で勉強会を開催するほか,NST回診・委員会やICC/ICT委員会にも技師が積極的に参加しています.
以下に挙げた認定技師がいます.有資格者の数や資格の種類を増やすように日々努力しています.
《現在の認定技師》
・認定超音波検査士 循環器領域2名 体表領域1名
・認定心電検査技師 1名
・緊急臨床検査士 1名
・二級臨床検査士(血液学) 1名
・細胞検査士 2名
・第1種衛生管理者 1名
・特定化学物質及び四アルキル基鉛等作業主任者資格 5名
・劇・毒物取扱者資格 2名
・有機溶媒取扱者資格 1名

検体部門

正確な検査を行うため,内部精度管理に加え日本医師会精度管理調査や長崎県医師会精度管理調査,試薬メーカーサーベイなどの外部精度管理を実施しています.また早く臨床へデータを提供するため,随時新しい検査を導入しています.
生化学の検査内容
TP,ALB,TTR,μTP,D-Bil,T-Bil,LDH,AST,ALT,ALP,LAP,γ-GT,CK,CK-MB,ChE,BUN,CRE,UA,T-cho,HDL,LDL,TG,s-Amy,p-Amy,CRP,Fe,UIBC,Na,K,Cl,Ca, IgG,IgA,IgM,RPR,RF,TP抗体,FDP,Dダイマー,各種薬物(テオフィリン,フェニトイン,カルバマゼピン,フェノバルビタール,バルプロ酸)
免疫血清
CEA,CA19-9,AFP,PSA,CA15-3,NCC-ST-439,FT3,FT4,TSH,BNP,トロポニンI,フェリチン,HBs抗原・抗体,HCV抗体,HIV抗原・抗体
血液・凝固
骨髄穿刺の補助,各種特殊染色(ギムザ染色,鉄染色,PO染色,エステラーゼ染色),NAPスコア
【当院での機種】
・生化学 TBA2000FR 2台
・免疫血清 LPG1200 2台
・血糖 HA8181, ADAMS Glucose GA1171
・尿素呼気試験 UBit POCone
・アンモニア測定器 ポケットケムBA PA-4140
・血液ガス分析器 ABL800
・血液・凝固 XE5000, XT1800i, CA1500, CA500
・尿定性機器 AX4060

【近年の導入実績】
2017年12月  TTR導入
2018年8月   トロポニンI
2018年10月  HIV Ag, Ab
2019年8月   μTP
2019年10月  NCC-ST-439

輸血班

輸血班は貧血・出血・手術などで血液製剤が必要な患者さんへ,安全に適正な血液製剤を診療科に供給する部門です.
血液型検査
ABO式血液型を迅速に検査します.
不規則抗体検査
輸血や妊娠などで産生された抗体を輸血前に調べる検査です.
交差適合試験(クロスマッチ)
患者さんの血液と輸血製剤の適合性を確認する最終検査です.
自己血管理
患者さんの血液を事前に採血し,手術の時に使用できるように保管・管理を行っています.

【当院での機種】
・輸血検査機器 ORTHO VISION

細菌部門

感染症の原因となっている細菌や真菌,ウイルスなどを調べる検査を行っています.
一般細菌検査
患者さんから採取された検体を培養して,起因菌を調べます.細菌を染色し,顕微鏡で観察する塗抹検査や培養した菌の同定を行います.また原因菌に対してどのような薬が有効かを調べる検査(薬剤感受性検査)も行っています.
抗酸菌検査
結核菌などの抗酸菌の検出を行っています.
【検査機材】
・BD Phoenix M50
・BACTEC9050 2台

生理検査部門

検査技師が患者さんを直接検査する生体検査をまとめて,生理検査といいます.正確な検査結果を迅速に提供するよう努めると共に,他部署と協力しながら患者さんの検査に対する不安や負担を少なくするよう努めています.
心電図検査(安静時,運動負荷,トレッドミル,エルゴメーター)
心臓の動きを電気的な波形として記録し,不整脈や心筋梗塞などを調べます.
ホルター心電図
一日の長い時間にわたる日常の心電図異常を発見するための検査です.胸に心電図の電極シール,腹部に小型の記録機器を装着し,心電図を24時間記録します.不整脈の診断や動機・失神・めまい・息切れ・胸痛などの原因検索に用います.
超音波検査(心臓,頸動脈,下肢血管,腎動脈,乳腺,甲状腺,腹部など)
超音波を使って体内の状態を映像として観察し,病気の有無や臓器の状態などを調べる検査です.
肺機能検査(肺活量,努力性肺活量,機能的残気量,肺拡散能力)
息を大きく吸ったり吐いたりして肺の大きさや,息を吐く勢い,酸素を取り込む能力を調べます.
呼気NO検査
喘息などの好酸球が関係する気道炎症のバイオマーカーとして,呼気中に含まれる一酸化窒素の濃度を手軽に測定します.一定の呼気流量で10秒間機械に息を吹き込み,検査します.
脳波検査
頭全体に約20個の丸い電極をクリームで貼り付けて,脳から出る微弱電位を記録します.機械から電気は流しませんので無痛です.記録した波形から,けいれん・意識障害・てんかん・脳腫瘍などの精査を行います.
神経伝導検査
神経を刺激して現れた波形と伝導速度で,手足のしびれなどの原因を調べます.
※神経を電気で刺激するため痛みを伴います.
血圧脈波(ABI,CAVI)検査
両腕と両足の血圧脈波を同時に測定することによって,動脈硬化による狭窄や閉塞を調べる検査です.
皮膚灌流圧(SPP)検査
毛細血管や細動脈レベルの血流を評価できて,下肢閉塞性動脈硬化症(ASO)や重症下肢虚血(CLI)の血管治療や経過観察に有用です.ベッドに仰向けに寝ていただき, 測定部位に血流を測定するレーザーセンサーを貼り,圧迫帯(カフ)を巻いて圧をかけ,一旦血流を遮断します.徐々に圧を抜き,血流が再び戻った際の圧が測定値となります.
心臓カテーテル検査のモニタリング・介助
心臓カテーテル検査の心電図モニタリングやエコー検査などを介助しています.

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