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より質の高い
看護の提供を目指して。

Nagasaki Prefecture Shimabara Hospital Nursing

より質の高い
看護の提供を目指して。

Nagasaki Prefecture Shimabara Hospital Nursing

TOPICS

看護部からのお知らせ

ご挨拶

看護部長 小松 美佳
看護部長
認定看護管理者

小松 美佳

看護部長 挨拶

長崎県島原病院は、島原半島の救急医療を担う地域の中核病院です。地域に対し、安全で安心な質の高い看護の提供を目指しています。
当院は、平成3年普賢岳噴火災害を体験し、この体験からの学びは大きく、今の看護にもつながっています。専門職として「自分に何ができて何ができないのかを明確にして自己の自律を図ること」「自立度を明確にした上で目標に向かい、お互いに支援しあいチームを形成すること」そして「癒しあえる関係づくり」です。
島原病院のMissionである「地域の健康な未来を創造する」ために、地域との連携を図り、地域に密着した病院でありたいと考えています。

副看護部長
(看護部教育担当)

松本 とよか

副看護部長 挨拶

組織は人で成り立っています。そして人は目標によって動機づけられ、教育によって成長し自らのキャリアを形成します。
看護の質向上に向けて、看護師一人ひとりの看護実践を支援する教育プログラムを企画・運営しています。

副看護部長 兼 地域医療支援センター副センター長
(看護部業務担当)

松尾 美津子

副看護部長 挨拶

職員が働きやすい環境を整えるため、業務管理や看護用品や医療機器の管理を行っています。職員と協働し、安心して療養していただけるよう取り組んでおります。

理念・目標・概要

看護理念

「あらゆる健康レベルの患者さんが、その人らしい生活を過ごされるために、(私たちは)専門職として自律した行動と責任を果たします」
「人間観」を「人間は反応しつつ成長する存在」「成長は自己実現への力動」「人間はセルフケア能力を内在する」と置き、看護は相互関係にあり、患者と看護師はfifty-fiftyの立場で、成長を相互に享受することを根底に置いています。

看護部目標

  • 組織人、専門職としての役割を理解し、質の高い看護を提供する。
  • やりがい感・働きやすい職場環境、ワークライフ・バランスに取り組む。
  • 効率的・安定した健全な病院経営に貢献する。

看護部方針

  • 患者・家族の人権と権利を尊重し、個別的存在として受け止めます。
  • よい人間関係を保ち、心を癒すケアをします。
  • 安全で安楽な看護を基本として、ニーズの充足を図ります。
  • インフォームド・コンセントのもとに、患者・家族との相互理解に努め自己決定できるよう支援します。
  • 患者・家族と話し合い、自立への支援をします。
  • 笑顔を忘れず、やさしさと思いやりのある看護をします。
  • 組織の一員として経営意識を高め、病院運営に積極的に参画します。
  • 専門職業人としての立場と役割を認識して自己啓発に努めます。
  • 医学の進歩、医療を取り巻く社会動向に関心を持ち、看護教育・研究を推進します。

看護部概要

看護要員

正規職員 200名(令和5年4月現在)

看護体制 一般病棟入院基本料1 看護配置7対1
地域包括ケア病棟入院料2 看護配置13対1+50対1
ハイケアユニット入院医療管理料1 看護配置4対1
看護単位 8単位:4病棟 地域包括ケア病棟 ICU 手術室 外来
勤務体制 変則2交代制:6病棟
2交代制:外来
オンコール体制:手術室
夜勤者数 一般病棟・ICU病棟:3名   地域包括ケア病棟:2名
看護提供方式 固定チームナーシング

看護部組織図

看護部組織図

部署紹介

外来

外来では『患者さんへの心配り』『分かりやすい説明』をモットーに、スタッフが連携し、患者さんが安心して診療や検査が受けられるように努めています。
スタッフは一般診療介助をはじめ、内視鏡検査・放射線検査の介助と多岐に渡って業務を行っています。また、二次救急医療施設として、救急患者を24時間体制で受け入れています。
がん化学療法看護・がん放射線療法看護・救急看護の認定看護師を配置し、それぞれの専門領域の看護場面で活躍しています。

3階東病棟

(脳神経外科、整形外科(周手術期))

脳神経外科と整形外科の混合病棟で、緊急入院が入院の8割以上を占めています。緊急入院が多い中で、患者さん・ご家族の不安や緊張を少しでも和らげることや、安心・安全な環境づくりに心がけています。
両診療科とも急性期からリハビリを行い、早期離床・機能回復への支援が必要となります。医師をはじめ、様々な職種と連携し、退院に向けた支援を行っています。

4階東病棟

(消化器内科、血液内科、循環器内科、放射線科)

様々な診療科があり、半島内では当院でしか実施していない治療もありますので、専門的治療・技術の習得に日々励んでいます。また、島原半島で唯一、血液疾患の治療を行っており、地域がん診療連携拠点病院の認定も受けていますので、がん患者さんの診療・治療が安心して行えるように、努めています。島原半島の方がその人らしく生活できるように、スタッフ一同で支援していきたいと思います。

4階南病棟

(呼吸器内科、小児科)

呼吸器内科は、主に肺癌、肺炎の患者さんが多く入院されています。
特に肺癌の患者さんに対しては、診断のための検査から化学療法や放射線治療など幅広い治療を行っています。
小児科は、急性気管支炎、喘息性気管支炎、熱性けいれん、乳児発熱、急性腸炎、川崎病等の疾患が主であり、乳児から中学生まで幅広く対応しています。
感染症病床4床を有し、第2種感染症指定医療機関として、結核等の感染症にも対応しています。

5階東病棟

(外科、泌尿器科、整形外科)

外科、整形外科、小児科の混合病棟です。患者さんの安全な入院生活を支援し、スムーズに治療が継続できるように他職種との連携に努めています。
年間、外科約430件、泌尿器科約180件の手術があり、手術前・手術後・退院後の生活を見据えた看護を行っています。また、化学療法・放射線治療中の看護や終末期看護、緩和ケアにも対応しています。そのため、退院後も安心して療養いただくため、人工肛門管理、創傷処置、カテーテル管理等の必要な患者さんには、入院時からの指導を実践しています。また、食事や運動、便秘予防などの生活指導は、薬剤師や栄養士、療法士と連携を図りながら行っています。

整形外科においては圧迫骨折などの保存的治療の疾患が主となっていますが、疾患に応じて、幅広く対応しています。

5階南病棟

(地域包括ケア病棟)

地域包括ケア病棟では、急性期治療を経過した患者や在宅で療養を行っている患者を受け入れています。
①在宅・施設療養患者さんの病状悪化を予防するリハビリを行い、安定した療養生活を支援します。
②在宅復帰支援計画に基づき、主治医をはじめ看護師、専従のリハビリテーションスタッフ、医療ソーシャルワーカー等が協力し、 効率的に患者さんの在宅復帰に向けた準備・相談を行います。

≪集団リハビリテーション≫
寝たきり予防・認知症ケアとして毎日、立ち上がり練習、風船バレー、棒体操、机上課題などを企画しています。

ICU

(ハイケアユニットとして運用)

診療科を問わず緊急入院や全身麻酔、重症化リスクの高い術後の患者さん、疾患や事故などによる重篤な状態で入室される患者さんを受け入れ、24時間体制で全身管理を行います。

地域脳卒中センター(脳梗塞、脳出血、くも膜下出血)として、脳神経外科の医師とともに発症直後より速やかに診断し、発症早期から24時間体制で集中的に治療、看護に努めています。

患者の高齢化、重症患者の増加に対応するため、8床を効率的に運用しています。

手術室

手術室は5部屋で外科・整形外科・脳神経外科・泌尿器科の手術を年間約1300例行っています。また、中央材料室業務も担っています。
看護師は3名1チームで手術介助を行います。患者さんに安心して手術を受けてもらえるよう寄り添った看護を目標に手術前後の訪問を行い、安全・安心の医療の提供に努めています。
基本技術から新しい情報技術まで、部署内研修・院内外研修参加や研究発表など積極的に参加し、情報交換を行うなど自己研鑚に努めています。

診療・認定看護師

診療看護師とは

診療看護師(Nurse Practitioner)とは大学院修士課程で医学的知識と高度な看護実践能力を身につけた看護師です。患者さんの「症状マネジメント」を効果的、効率的に行い、タイムリーな診療を提供することができます。

当院には診療看護師が勤務しております。

診療看護師

井口 杏菜

ANNA INOKUCHI

私たちは患者さんの訴えや症状に寄り添い、看護師としての感性や経験や生かしてケアを行うとともに、医学的視点に基づいて検査や治療に携わらせて頂きます。様々な健康問題を抱える患者さんやご家族の一番の理解者となり、多職種と連携を図りながら円滑かつ安全安楽な医療の提供に努めます。

特定認定看護師とは

特定認定看護師及び特定看護師とは、診療の補助として特定行為※1を医師の包括的指示、具体的には医師等があらかじめ作成した手順書※2をもとにタイムリーに行うことができる看護師を指します。

※1 特定行為とは診療の補助行為であり、看護師が手順書によって行う場合は、実践的な理解力、思考力及び判断力並びに専門的な知識及び技術が特に必要とされる21区分38行為です。

※2 手順書とは医師または歯科医師が看護師に診療の補助を行わせるために指示として作成する文書であり、「看護師に診療の補助を行わせる患者の病状の範囲」「診療の補助の内容」等が定められているものです。

長崎県島原病院では、1名の特定認定看護師が、特定行為研修で学んだ医学的知識・技術をもとに、病態の変化や疾患、患者の背景を包括的にアセスメント・判断し、看護を基盤に特定行為を含めた質の高い医療・看護を効率的に提供できるよう取り組んでいます。

クリティカルケア特定認定看護師

木村 美智留

MICHIRU KIMURA

2019年9月 日本看護協会が行っている特定行為研修を修了し、救急看護認定看護師からクリティカルケア認定看護師へ名称変更となりました。現在は外来に所属し、主に救急外来を担当しながら、ICUや病棟に入院されている患者さんの人工呼吸器設定変更や人工呼吸器からの離脱、動脈血液採血、輸液による水分管理などを行っています。
クリティカルな状況下にある患者さんには、より個別性を重視したきめ細やかな医療提供が必要です。患者さんの病状にマッチしたタイムリーな医療提供を目指し、組織横断的に活動しています。
また、専門的な知識を生かしながら、院内だけにとどまらず、院外へも活動範囲を広げ、地域の急性期医療の充実に貢献できればと考えています。急性期医療・看護や救急医療などの勉強会開催も積極的に行っておりますので、自施設での開催をお考えの方は気軽にご相談ください。

認定看護師とは

認定看護師(Certified Nurse)とは、ある特定の看護分野において熟練した看護技術と知識を有する者として、認定を受けた看護師をいいます。

認定看護師は以下の役割を果たします。

  • 個人、家族及び集団に対して、高い臨床推論力と病態判断力に基づき、熟練した看護技術及び知識を用いて水準の高い看護を実践する。(実践)
  • 看護実践を通して看護職に対し指導を行う。(指導)
  • 看護職等に対しコンサルテーションを行う。(相談)

皮膚・排泄ケア認定看護師

田中 敬子

KEIKO TANAKA

皮膚・排泄ケア認定看護師は、創傷・ストーマ・失禁領域の問題をアセスメントし、個別に応じた看護ケアを実践しています。院内では、褥瘡チームとしてラウンドを行い、外来ではストーマ外来で継続したケアを行っています。

緩和ケア認定看護師

市川 めぐみ

MEGUMI ICHIKAWA

宮崎 奈実

NAMI MIYAZAKI

緩和ケア認定看護師は、がんと診断された時から、患者さんやご家族が抱えている苦痛を適宜汲み上げ、痛みやその他の症状に対する身体的苦痛や心のつらさ、不安・心配など精神心理的苦痛、仕事や経済的問題など社会的苦痛にも対応できるように、専門的多職種チームで携わっております。患者さん、ご家族に寄り添いながら、安心して治療・療養できるように緩和ケアチームでサポートしていきますので、一人で抱え込まずにお気軽にご相談ください。

がん化学療法看護認定看護師

金子 尚美

NAOMI KANEKO

「がん化学療法看護」は、看護師が抗がん剤の投与に携わり、直接治療に係るという点で、がん看護の中でも特異的な分野です。近年は、治療環境の整備、副作用対策の進歩、免疫チェックポイント阻害薬適応疾患拡大等により、仕事や趣味、社会的役割を継続しながら通院治療が可能となってきました。
高額な治療費、長期治療継続に対する不安など、身体的苦痛以外にも他職種と連携して治療が無理なく継続できるようにサポートしていきます。
確実・安全・安楽に治療が受けられるよう患者・家族からの声を大事に寄り添いながら支援していきます。

がん放射線療法看護認定看護師

黒岩 瑛

AKIRA KUROIWA

放射線治療は治療技術の進歩により、根治から緩和まで幅広く適応されるようになりました。放射線治療を受ける患者さん、ご家族は様々な不安のある中、治療を受けておられます。放射線治療医をはじめ、医学物理士、診療放射線技師、各認定看護師やMSWなどと連携を図りながら、一つ一つの不安を和らげられるよう患者さん・ご家族に寄り添った看護を提供していきます。
また、患者さんの意思決定を尊重しながら、放射線治療が完遂できるよう有害事象への専門的ケアや治療後のケアに不安がある方への継続支援を行っています。

精神科認定看護師

後藤 悌嘉

TOMOHIRO GOTO

私は、あらゆる疾患によって生じるストレスによる精神的な変化や生活上の困難など、患者さんやその家族の表面化しにくい側面について適切にアセスメントし概念化することで、チーム内で共有できるよう努めてまいります。

感染管理認定看護師

坂本 美咲子

MISAKO SAKAMOTO

島原病院は、第二種感染症指定医療機関として、感染症の患者受け入れを使命としています。感染管理認定看護師は、感染対策における高度な専門知識や実践力により、患者さんや職員、病院に来院されるすべての人を感染から守ることを役割としています。また、専門知識をもった医師、看護師、検査技師、薬剤師と協力し、感染制御チーム(ICT:Infection Control Team)として、組織横断的に感染対策を行っています。
2023年3月現在、感染管理認定看護師はA.B課程併せて、全国で2973人、長崎では25名が活動しています。(日本看護協会認定部)

脳卒中リハビリテーション看護認定看護師

相良 和徳

KAZUNORI SAGARA

脳卒中発症後、早期からリハビリテーションを行う有効性には、歩行能力やADL(日常生活動作)を改善させるだけでなく、入院期間の短縮、社会復帰率の向上、施設入所率や死亡率の低下などがあります。島原病院は脳卒中発症後、急性期の治療とリハビリテーションの役割を担っています。
患者さんは突然の発症で意識障害や運動障害、高次脳機能障害など様々な障害を抱え危機的な状態となります。そのため急性期から二次的合併症や廃用症候群の予防に努め、重篤化回避を行い、その人らしく生活できるよう、発症早期から生活再構築に向けたリハビリテーションを行います。
そして、突然の発症に身体的、精神的、経済的にも大きな不安やストレスを抱えたご家族へ寄り添い、少しでも軽減できるように努めます。

認定看護管理者

認定看護管理者(Certified Nurse Administrator)とは
認定看護管理者とは公益社団日本看護協会認定看護管理者認定審査に合格し、管理者として優れた資質を持ち、創造的に組織を発展させることができる能力を有すると認められた者をいいます。

認定看護管理者

小松 美佳

MIKA KOMATSU

少子・超高齢・多死社会の進展に伴い、地域包括ケアシステムの構築が推進される中、医療提供体制の整備と医療・看護・介護の連携強化、地域における看護職の確保と活躍推進が求められています。自分の生活スタイルで働き方を選択するなど多様な働き方が求められる社会において、人材(財)確保はますます難しくなっています。
看護管理者として未来を見据え、様々な価値観を持つ人々と共に働き続けるために、社会の変化を捉え、人材(財)を大切にした管理マネジメントを進めていきたいと思っています。
2023年度は「専門職としての自律を目指そう!」のスローガンのもと、「何かにチャレンジしよう」「患者さんの何が気になってどうなってほしいのかを描こう」「仲間に対して “care about”(大事に思う・気にかける・関心がある)を心がけよう」「職業人として当たり前のことが実行でき、患者さんの満足を考えた行動を取ろう」と呼び掛けています。

教育体制

看護部教育理念

質の高い看護を提供するために、専門職として主体性のある
行動ができる看護師を育成する。

教育目標

  1. 一人ひとりが専門職として、自己実現の目標が設定でき、常に自己の成長を目指し自律した行動ができるよう能力を開発・育成する。
  2. チームが、お互いの自己実現のための目標を明確にする過程に支援し、その目標を尊重し、達成に向けて支援できる組織を育成する。
  3. 個人を尊重し、共感を持って人々と関わることができるような態度を育成する。
  4. 看護を取り巻く社会環境の変化に、対応できるよう育成する。向に関心を持ち、看護教育・研究を推進します。

長崎県病院企業団キャリアラダー

長崎県病院企業団 看護部基本理念
良質な医療と看護を通して郷診郷創に貢献する

・高い看護実践能力を有する看護師育成
・チーム医療を推進し、地域と連携した看護を提供
・働きやすい魅力ある職場づくり(職場環境)

企業団キャリアラダー

新人教育

新人の教育は、固定チームにおける支援体制の一環として、新人教育はプリセプターが1対1の関係で新人を担当し、現任教育を支援しています。また、主任看護師が中心となって集合教育など教育を主導し、ローテーション研修など病院全体で教育環境を整えています。

新人看護師サポート体制
新人看護師サポート体制

固定チームナーシングを採用

固定チームナーシングとは、1年間担当する部屋とスタッフを固定することにより、患者さんの情報把握や相談しやすい環境で仕事ができます。

一人一人の到達度を確認しながら、チーム全体で支援します!!

新人看護師の声

入職時は分からないことだらけで不安でしたが、 プリセプターの先輩看護師が日常の看護場面での指導や悩みに感じていることに対しどうすれば解決できるかを一緒に考えてくれました。病棟の先輩看護師からも声をかけていただき、 精神的に支えてもらっていること で医療の現場にスムーズに適応することができました。院内でのe-ラーニングでの学習や勉強会、 研修が開催されているので、 更なる 知識·技術の向上を目指して頑張っていきたいと思います。

プリセプターの声
新人看護師に一人ずつ付く先輩看護師。仕事だけでなく、生活面についても相談できる身近な先輩です。

入職して3年目でプリセプターを担当しました。私が新人の時に学習内容や方法に迷っていた際にフォローしてもらったように、常に声掛けをし、 一人で抱え込まないように支援を心がけました。また、新人教育を行うにあたり、 しっかりとした知識が必要なため自分の振り返りにもなり、一緒に学習することが出来ました。
今後も新人看護師へ寄り添い、 共に成長し続けられることが私の目標です。

教育担当副看護部長より

島原病院の看護提供方式は、 固定チームナーシングを取り入れています。一年間チームを固定して看護を提供し、一人ひとりの看護師のやりたい看護をチームで支えています。
新人看護師は、 プリセプターが1対1の関係で受け持ち、 チームで支援していきます。また、 部署内での教育(OJT)、 集合教育(Off-JT)を組み合わせながら、新人看護師のリアリティショックの緩和、職場適応を促進します。
島原病院は看護職員の主体的学習を支援し、質の高い看護サービスを提供できる人材を育成したいと考えています。長崎県病院企業団キャリアラダーを通して、 専門職としての実践能力を高め、 将来に夢を抱いて自己のキャリア形成ができるよう努めています。

固定チームナーシング研修を開催しました。

23.5.13

令和5年5月13日 固定チームナーシング名誉会長 西元勝子先生、看護組織開発研究所代表 杉野元子先生をお迎えして研修会を行いました。当院の看護師・看護補助者51名、看護提供方式として固定チームナーシングを導入されている哲翁病院の看護師・介護福祉士・看護補助者14名の方々と共に学習しました。

西元先生より「目標達成に向けたチーム運営」について、杉野先生より「チームを成長させるカンファレンス」についての講義を受けました。その後、看護師と介護福祉士・看護補助者に分かれ研修を行いました。看護師は部署の師長が現状と目標について発表し、情報を共有して西元先生からの指導を受けました。介護福祉士・看護補助者は、杉野先生より指導を受け、「常に患者さんの気持ちに答えたい」「患者さんのQOLを高めるより良い入院生活を送ってもらいために」「患者さんの快適な入院生活の向上のために」のキーワードを手に入れることが出来ました。最後に看護師と介護福祉士・看護補助者共に自分たちの学びを発表して共有しました。

研修後のアンケートで看護師は、「目標は、看護師視点ではなく患者さんの視点で立案すること」や「部署のデータ不足に気付くことが出来た」と答えていました。カンファレンスにおいては「いろんな場面においてカンファレンスが成り立つこと」や「カンファレンスは、教育や受け持ち看護師の役割を強化できること」などを学ぶことが出来たと答えていました。また看護補助者は、「自らの役割について学ぶことができた」と回答していました。

新人看護職員研修プログラム
  • 入職前技術演習

採血、留置カテーテル、血糖測定、注射、点滴、無菌操作、

コミュニケーション、メンタルヘルスケア、私のなりたい看護師像

社会人・専門職業人としての自覚を持ち行動できる
  • 基本姿勢と態度

看護組織の理念、看護倫理、接遇等、公務員倫理、労務管理

感染管理、医療安全管理、個人情報流出防止、BCP

  • 技術演習

輸血管理、検体検査、薬剤管理、放射線科における安全、看護記録等

新人教育注射
新人教育注射
指導を受けながら日勤業務ができる
  • 基本姿勢と態度

看護師の自覚と責務、自己の教育計画の立案、組織における役割と心構え等

  • 技術演習(新人教育担当主任看護師による指導)

フィジカルアセスメント、輸液ポンプ、シリンジポンプ、輸血管理、心電図等

看護ベッドサイド指導
看護ベッドサイド指導
指導を受けながら夜勤業務ができる
  • 基本姿勢と態度

対象理解、対人関係技術、フォローアップ等

  • 技術演習(新人教育担当主任看護師による指導)

エンゼルケア、創傷ケア、防災・急変時シミュレーション、ローテーション勤務研修等

  • その他演習

外来・手術室・ICU・病棟(各2日ずつ)

災害訓練
災害訓練
指導を受けながら入院から退院までの看護が実践できる
  • 基本姿勢と態度

看護観発表会

  • 技術演習(新人教育担当主任看護師による指導)

多重課題シミュレーション、看護診断、フォローアップ等

人工呼吸器指導
人工呼吸器指導
年間を通して新人教育担当主任看護師・チームメンバーによる指導、部門別研修会などがあります。
また、3ヶ月毎に技能評価を行い一人ひとりの成長に合わせて目標を決めていきます。

マグネットホスピタル

マグネットホスピタルとは

マグネットホスピタルとは「患者・医師・看護師を磁石のように引きつけて放さない、魅力ある病院」と定義されています。
患者さんにとって医療機能が充実し、安心して医療を受けられること、また、医療従事者にとって人材育成能力が高く、やりがいがあり、働き続けられる環境であることなど、患者にとっても医療従事者にとっても魅力ある病院を目指して、マグネットホスピタルについて看護師全員で考えました。

委員会活動

準備中