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当院について

About our hospital

臨床研究等のお知らせ

臨床研究とは

人を対象として行われる医学研究のことです。病気の予防・診断・治療方法の改善や病気の原因の解明、患者さんの生活の質の向上を目的として行われます。そこでは、長時間かけて発症する病気や、稀にしか見られない病気も対象になりますし、既に行われている治療の効果やその予後を観察していくこともあります。医療に活用できる確かな情報とするため、患者さんにご協力いただいて行われる研究のことです。 臨床研究というと、「人体実験」のイメージがあるかもしれません。過去に医療の場で人権を無視した人体実験が行われたことに対する深い反省と、絶対に繰り返さないという決意のもとに、臨床研究を行うために守らなければならないルール(ヘルシンキ宣言など)が世界的に決められました。日本でも、人を対象とする医学系研究に関する倫理指針などたくさんの指針が決められています。現在の臨床研究は、そのルールに則って行われているのです。臨床研究では、ご協力いただく皆さんの安全と人権を最優先に考えて行われています。

臨床研究に関する情報公開(オプトアウト)

患者さんの検体・情報を用いて行う臨床研究を行う際は、口頭または文書にて同意を取得します。
ただし、患者さんへの侵襲や介入を行わず、診療情報等のみを用いる研究や検体の余りを用いるような研究については、国が定めた指針に基づき、対象となる患者さんのお一人ずつから直接同意を得るかわりに、研究の目的を含む研究の実施についての情報を公開し、患者さんが利用について拒否できる機会を保障することが必要とされています。これをオプトアウトと言います。本委員会では長崎県島原病院でオプトアウトを行っている研究について公開しています。

呼吸器内科
  • 免疫チェックポイント阻害薬ニボルマブが誘発する1型糖尿病、間質性肺疾患の発症に関連する原因遺伝子多型・変異の探索的研究(2021年3月30日まで)
  • 長崎大学病院関連施設におけるEGFR遺伝子変異陽性進行・再発非小細胞肺癌に対するオシメルチニブの治療効果、有害事象、効果予測因子の検討(2023年3月31日まで)
  • 長崎大学病院関連施設における進行・再発非小細胞肺癌に対する免疫チェックポイント阻害薬の治療効果、有害事象、効果予測因子の検討(2023年3月31日まで)
  • 非小細胞肺癌に対するペムブロリズマブ療法のリアルワールド解析 (2025年3月31日まで)
消化器内科
  • 切除不能進行肝細胞癌に対する化学療法の治療効果(2026年12月31日まで)
外 科
  • 「エンハーツ点滴静注用100mg 特定使用成績調査 乳癌 」患者を登録対象としたトラスツズマブデルクステカン中止後の後治療に関するコホート研究(2024年12月31日まで)
  •  JBCRG-ABCD project「進行・再発乳癌データベースプロジェクト」(2029年12月31日まで)
脳神経外科
  • 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に脳卒中を発症した患者の臨床的特徴を明らかにする研究(2021年5月31日まで)
  • 「Susceptibility-weighted imagingにおける患側Thalamostriate veinの増強像やBrush signがLSA領域の脳梗塞拡大・麻痺の悪化の予測因子になりうるかの検討」 (2025年3月31日まで)
  • 「脳血管内専門医不在施設での血栓回収療法治療成績の検討」 (2025年3月31日まで)
病理診断科
  • 病理診断に基づく成人ランゲルハンス細胞組織球症(LCH)の疫学研究(2021年3月31日まで)
手術室
  • 全身麻酔下砕石位手術における低体温予防のための加温効果の検証(2024年3月31日まで)

終了した臨床研究

【臨床研究に関する情報公開(オプトアウト)】のうち、既に終了している研究を掲載しています。
既に終了しているため、ご自身またはご家族等が過去の診療データや保管している試料を研究に使用してほしくないと思われる場合でも、個人を特定できないように加工した上で、臨床研究の成果として公表されているため対応することができません。予めご了承ください。

課題名 所 属 氏 名 職 名 研究開始日 研究終了日
進行非扁平非小細胞肺癌に対するPEM投与後のS-1の有効性に関する後方視的多施設研究 医 局 菅崎 七枝 医 師   2019年9月30日