来院される方
For person visiting the hospital
緩和医療
緩和ケアセンター
「緩和ケアセンター」は、全てのがん患者さんやご家族に対して、診断時からより迅速かつ適切な緩和ケアを切れ目なく提供するため、これまでの「緩和ケアチーム」、「緩和ケア外来」などを統括し、以下の活動を担う院内組織です。医師・看護師を中心とした多職種が連携した緩和ケアに関するチーム医療を提供しています。
患者さんやご家族が抱える苦痛を適切に汲み上げ、身体的苦痛緩和のための薬剤の迅速かつ適切な使用と普及を図るとともに精神心理的・社会的苦痛にも対応するために、病棟ラウンドを定期的に実施し、専門的緩和ケアに関するチーム医療を行っております。
緩和ケアセンターにおける診療や相談支援の件数や内容、患者さんやご家族の苦痛の評価を行い、院内の緩和ケアにかかわる情報を集約し、情報の分析や評価を行うことにより、院内での苦痛の評価と症状緩和体制の管理運営も徹底しています。地域の病院や在宅療養支援診療所などの医療従事者と協働して、定期的に話し合いを行い、情報共有の場を設けて、地域の緩和ケアの提供体制の実情を把握し、適切な地域の緩和ケア提供体制を構築しています。切れ目なく質の高い緩和ケアを含めた在宅医療・介護サービスを受けられる体制を実現するために、在宅緩和ケアリストを独自に作成し、患者さんやご家族、地域の医療・介護従事者に対して診療情報にかかわる緩和ケア相談窓口を設置しています。
下記に該当される方は、お申し出ください
緩和ケア外来
- 外来日:毎週月・水・木曜日
- 完全予約制(事前に診療情報提供書を確認、後日指定日時をお知らせします)
緩和ケア相談窓口
- 相談受付時間:平日9:00~17:00
- 相談無料(電話・面談可能)
- 電話番号:0957-63-1145
- 相談窓口担当:がん診療センター 緩和ケア
- センター 緩和ケア認定看護師 市川めぐみ
「緩和ケア」では、どのようなケアが受けられるの?
- 自分の病気を知り、治療法の選択を助ける
- 痛みなどのつらい症状を取り除くケア
- 日常生活を取り戻すケア
- 食事を楽しむケア
- 苦痛や不快感を最低限にするための排泄のケア
- 夜にぐっすり眠れるようにするケア
- 好きな姿勢、自然な体位や寝返りをうつケア
- からだをきれいに保つケア
- 患者さんにとって心地よい環境を提供するケア
- こころのふれあいを大切にし元気になるケア
- ご家族へのケア
- ご自宅でも緩和ケアを受けられるように調整する
緩和ケアチームからのメッセージ
「緩和ケア」について考えるタイミングは、「早すぎる」ことも「遅すぎる」こともありません。「緩和ケア」について考えたくない時は、考えなくてもかまいません。人は、体力や気力が減ると、考えることができなくなります。そんな時は、じっとしてエネルギーを蓄える時間が必要です。また一人で抱え込まず、周囲の医療スタッフやご家族に相談ください。緩和ケアのスタッフは、患者さんの悩みや不安について、一緒に考え、納得できる選択をするために支援していきたいと思っています。
難治性疼痛に対する神経ブロック等の対応について
鎮痛剤が効きにくい激しい痛みには、末梢神経(脳脊髄神経や交感神経節)に直接またはその近くに薬剤を注射し痛みを軽減させることを『神経ブロック』といいます。神経ブロックが必要な方は、院内麻酔科へ相談、長崎大学病院緩和ケアセンターと連携し対応しております。
緩和ケア依頼件数
緩和ケア研修会について
令和6年度 がん診療に携わる医師等に対する緩和ケア研修会についは下記よりご確認ください。
下記、申込書ダウンロードボタンから「緩和ケア研修会 集合研修参加申込書」にご記入の上
「e-learning」の修了証書と合わせて、FAXでお申し込みください。
2022.9.3 に開催予定しておりました緩和ケア研修会は、全国的に新型コロナウイルス感染症が蔓延しており、県内でも多数の感染者がでておりますので、残念ながら研修会は中止とさせていただきます。